今年のコンピュテックス台北はインテルのHaswell一色かと思いきや、ARMも新製品を発表して来ました!
まずは、だいぶ古くなりましたが、現在主流のCortex-A9と、次世代のハイパフォーマンスCortex-A15の真ん中に当たる製品のCortex-A12の発表。
目新しい仕様としては、Large Physical Address Extensions (LPAE)と言われる1TBまでのアクセスが可能になることぐらいかな〜。クロックあたりの性能はCortax-A9と比べて40%アップとなっています。詳しくはこちらへ
Cortex-A12 Processor
http://www.arm.com/ja/products/processors/cortex-a/cortex-a12-processor.php
次は、Mali-T622というGPU。Mali-T628(8シェーダコア)、Mali-T624(4シェーダコア)でしたので、2シェーダーコア構成のT600シリーズでは一番廉価でフットプリントも小さいものと思われます。詳しくはこちらへ
Mali-T622
http://www.arm.com/ja/products/multimedia/mali-graphics-plus-gpu-compute/mali-t622.php
最後に、Mali-V500。これはビックリ!のビデオENC/DECのIPの発表。GPUのMaliをCPUコアメーカーのARMが提供することにびっくりしましたが、今度はビデオプロセッサを提供!
- Encode:H.264、VP8
- Decode:H.264、H.263、MPEG4、MPEG2、VC-1/WMV、Real、VP8
- 解像度:1080/60p〜4k/120P
特出すべきはVPUでMMUを持ち、TrustZoneをサポートしていることです!
これで、いままで悩みの多かったDRMを解除後のビデオデコードをTrustZone領域で行うことが簡単に可能になります。詳しくはこちらへ
Mali-V500
http://www.arm.com/ja/products/multimedia/mali-video/mali-v500.php
GPUもVPUもARMからリリースされたということで、当然Linaroのサポート対象になりワクワク感が増します!