大和ハウス工業は、IoT関連やユビキタス分野の研究を手掛ける教育研究棟「ダイワユビキタス学術研究館」を東京大学に寄贈。東京大学本郷キャンパス内の春日門付近に竣工。
TRONプロジェクトのリーダーである、東京大学大学院情報学環 教授の坂村健氏が総合監修し、東京大学大学院工学系研究科 教授の隈研吾氏が設計を担当。
特徴は設備機器や環境制御機器、センサーなどすべてをネットワークに接続し、データをやり取りして制御可能であること。データや制御信号のやり取りを標準化したAPIとした。制御はリアルタイムOS「TRON」仕様。
現在、数百個のセンサーを設置し、温度・湿度などを自動検知することに加えて、館内にいる人の場所を自動認識し、その場所に応じて照明や空調機器、エレベータなどのすべての機器を操作することが可能。