Androidのプラットフォームレーヤーの開発で標準的な BeagleBoard-xM のベンチマークと最近2.1へのバージョンアップが行われた Xperia のベンチマークを追加しました。また、AZ/05MはVer2.1のまま、パッチを当ててJITでの実行を可能にしたカスタムでベンチマークをしなおしております。
- BeagleBoard-xM のベンチマークに当たっては、@Kurihei さん、@hermit4 さんのデータを使わせていただきました。
- Xperia のベンチマークに当たっては @Chackn さんのデータを使わせていただきました。
- AZ/05Mのベンチマークに当たっては 「匿名希望」さんのデータを使わせていただきました。
並び替えは、相変わらず私の主観で「なんとなく、こんな順番かな〜」程度の手動の並び替えです。
ベンチマークの考察をすると、AZ/05M、M1001が今回からJITをサポートしたことにより飛躍的に計算関係の値が上がっていることです。やはりJITの威力は凄い!
Xperiaに関しては、カスタムROMの話題が出ていますので、2.2になったら2倍ぐらいの演算性能は出るのではないでしょか。現状だとカスタムROM2.2にしたHT03Aと遜色ないかな?
一般の人が手に入れる物ではないですが、Android開発者の標準になりつつあるOMAP3を使用したBeagleBoard-xMは、グラフィックプロセッサのON/OFFのベンチマークをしてもらいました。「BeagleBoard-xM 2.2+SGX」がONの結果です。計算性能はさほど変わりませんがやはりグラフィック性能は2倍近く上がっています。GPを積んだSoCのではやはりイネーブルにしないと中華Pad並の性能しか出ないことがわかります。特筆すべきは、中華Padで、かつBeagleBoardと同じOMAP3を積んだA81EがBeagleBoard-xMより性能が良い事です。メーカーによるチューニングが施されているのでしょうか?最近また、ROMでのバージョンが上がったみたいなので、いずれベンチマークをし直してみたいと思います。