ChipSIPのワンチップAndroidデバイスの新製品 Newton32(ARM Cortex-A9 Dual)を使用したスマートグラスの評価ボードが昨日届いた。
よく、スマートグラスはハードの問題じゃなく、ソフト次第だ!と言う人がいるけど、実際にそれっぽいボードを眺めてみると、スマートグラスを商品化するにあたっての色々な問題がわかってきた。
そういう意味では、やはりグーグルグラスは何度も作りなおしているだけの事があって、とても完成度が高いと思う。
国内でスマートグラスを製品化したい会社は、ChipSIPのワンチップAndroidを使えばそれなりの雰囲気のスマートグラスはできると思うけど、1年やそこいらで製品化は難しいと思う。
克服すべきハード的な問題点はかなりあると思う。
勘違いしている人が多いので改めて説明すると、ChipSIPは台湾の半導体会社で、あくまでも自社のNewton32チップを売るためにスマートグラスの評価ボードを作ったに過ぎません。
Newton32チップはCPU+FLAS+DRAMがワンチップになっているので、ガジェットをとても小型に作ることができます。
以前のNewton29チップの時は、HDMIドングルをターゲットにして、評価ボードを作っていました。
ですので、ChipSIPがスマートグラス用のモジュールの販売をしたり、ましてやスマートグラスを発売するわけではないのです。
日本でスマートグラスを作りたい人向けのBSP(Board Support Package)としての位置づけです。
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